• つぼねのあのね〜几帳の向こうの友がたり〜

  • By: おぎたま
  • Podcast
つぼねのあのね〜几帳の向こうの友がたり〜  By  cover art

つぼねのあのね〜几帳の向こうの友がたり〜

By: おぎたま
  • Summary

  • ★隔週水曜・夜10時更新予定★ 九州在住の兼業占い師<おぎ>と東京在住の編集係<たま>。 高校からの親友ふたりが、古典のこと、平安貴族のこと、 日本語という言語のことなどあれやこれやと語ります。 古語やら古典の登場人物やらがちょいちょい顔を出すのがおぎたま流。 Podcastから聞こえる顔の見えないおしゃべりは、几帳の向こうで盛り上がる 平安時代の女房たちの会話よう・・・? 時代をひらりと飛び越えて、今日も局(つぼね)にやって来た私たち。 「あのね、あのね・・・」と30年変わらぬトークを耳そばだててお聞きあそばせ。 ※語注※ 局(つぼね): 平安時代の貴族の屋敷の一室のこと。後に「お局様」などと人物を示す言葉として転用される。このことについてはいつか熱く語りたい。 几帳(きちょう): 平安時代の可動式のパーテーション。今も神社の神殿などには置いてあって、心ときめく。ついつい見ちゃう。いつか浮舟ごっこがしたい。 友がたり: おぎたまの造語。友達同士が語り合うこと。   ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 Twitter https://twitter.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone
    おぎたま
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Episodes
  • 光る君へ日記 第20回 「望みの先に」
    May 20 2024

    先週の予告で高畑定子(藤原定子・高畑充希さん)が刃物を持つ様子が流れましたが、これを見たおかげで暗くて重い気持ちで1週間を過ごした「光る君へ」ファンも多かったと思います。そして放映された後の今、おたまの心中を思うにつけ、涙が袖を濡らすのです。

    1000年の時を経てもなお、日本の文学史に名を刻む清少納言と紫式部をして、木の枝を持たせ、庭に隠れさせ、そのシーンを目撃させるというのは、NHKも罪深きこと限りなし。なんてことしてくれるの?!という想いを持たざるを得ないよね。とても重くて辛いシーンなのに、二人のことが気になって集中できないという二重三重のトラップに苦しみました。

    岸谷為時(藤原為時・岸谷五朗さん)の就職、秋山実資(藤原実資・秋山竜次さん)の活躍、吉田詮子(藤原詮子・吉田羊さん)の自作自演、三浦伊周(藤原伊周・三浦翔平さん)の地団太と、今回も見どころ満載、胸いっぱいのまま、つぼねに集いました。

    さあ、友がたりをいたしましょう、存分に。


    <今回配信の注意>

    ※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。

    ※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。


    <おぎ注> 

    伊周の呪詛:栄花物語には「皇族しか行ってはいけない呪いを臣下である伊周がこっそり行っていた(おぎ訳)」とある。

    「源氏は息子を信用していない」:源氏の息子である夕霧は、こっそり覗いた紫上の美しさに心惹かれ、しかもそれを源氏に気付かれたため、源氏は夕霧を警戒していた。源氏は女性の悩みには疎いが、こういう警戒心は鋭い。

    ※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!


    <参考>

    「光る君へ」NHK 公式HP  https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/

    ・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます

    https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pR0gv9aQzJ/ 


    【用語集】第20回より 省試/文章博士 ほかhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p6qAJKZb16/


    <出典>

    『ビギナーズ・クラシックス日本の古典・権記』 藤原行成著 倉本一宏編 角川ソフィア文庫https://www.kadokawa.co.jp/product/322103000169/

     「栄花物語 上」 岩波書店 日本古典文学大系

    ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。

    ※内容は諸説あります。

    X(旧Twitter) → https://twitter.com/TUBONEnoANONE

    ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone

    HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com


    をしへて! 倉本一宏さん ~漢詩ではない? 越前守となった藤原為時の詩の謎!https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pOe5PADJ0O/

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    57 mins
  • #30 蜻蛉日記 妄想キャスティング
    May 15 2024

    大河ドラマ「光る君へ」が残りおよそ30回というところまで進んでおります。その毎回を存分に楽しんではいるのですが、たまの心にくすぶるのが「道綱ファミリーのストーリーをもっと取り上げてほしい!」「サイドストーリーを語りたい!」という想いです。

    ドラマの中では酸いも甘いも味わい尽くした熟年夫婦として描かれた藤原兼家と道綱の母ですが、若い頃はどんなふたりだったのでしょうか?

    杉本苑子さんの『私家版かげろふ日記』を読んだおぎとたまには、それぞれどんなストーリーが心に残ったのでしょうか?お互いのお気に入りシーンを友がたりいたします。

    おぎたまの大好物「妄想キャスティング」もしましたのでこちらもどうぞお楽しみに。

    ではでは、今宵も几帳の向こうで耳をそばだててくださいませ。


    <時のしおり>

    (00:00) あと30回?まだ30回!

    (03:19) 蜻蛉日記はどこがすごいのか

    (07:35) おすすめの現代語訳本

    (10:19) 段田兼家&財前寧子カップルもいいですが

    (12:38) 妄想①美男美女・華やか喧嘩カップル

    (17:00) 夫婦で双六!兼家のご機嫌取り

    (20:50) 妄想②史上最大!ツンデレ女とそつなし男

    (25:44) “正妻扱い”でご機嫌♪からの・・・

    (28:32) 道綱母は何のために日記を書いたのか

    (32:29) 蜻蛉日記は自分を映す鏡なり

    (35:35) 素直になれぬ道綱母的な人へ

    <おぎ注>

    青本・青:岩波書店の「新日本古典文学大系」というシリーズ物。古典を学ぶための基本である原文が載っている。自室の本棚に並ぶ様を見るだけでおぎはニヤニヤしてしまうほど大好きだ。

    末摘花(すえつむはな):源氏物語に登場する不細工キャラの姫君で「ザ・待つ女」の代名詞。

    ※おぎがわかりやすく説明しているだけなので、テストに書いてもマルはもらえませんのでご注意ください!


    <参考文献>

    『私家版かげろふ日記』杉本苑子 講談社文庫

    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000202419

    電子版はこちら → https://www.amazon.co.jp/%E7%A7%81%E5%AE%B6%E7%89%88-%E3%81%8B%E3%81%92%E3%82%8D%E3%81%B5%E6%97%A5%E8%A8%98-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%9D%89%E6%9C%AC%E8%8B%91%E5%AD%90-ebook/dp/B07TGGYY8W

    「土佐日記・蜻蛉日記・紫式部日記・更級日記」岩波書店 新日本古典文学大系


    ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。

    ※内容は諸説あります。


    X(旧Twitter) → https://x.com/TUBONEnoANONE

    ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone

    HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com


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    41 mins
  • 光る君へ日記 第19回 「放たれた矢」
    May 13 2024
    おたまは激怒した。「矢が放たれるまでが長すぎる!!!!」と。いや、確かに、矢がなかなか放たれなくてやきもきはしましたけれども、今回もそのやきもきを忘れるほどの盛りだくさんな内容でございませんでした?本郷花山(花山院・本郷奏多さん)の竜顔も素敵でしたし。 今回の伊周は本領発揮といったところでしたね。妹である中宮・高畑定子(藤原定子・高畑充希さん)だけでなく、帝である塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)にまで「皇子ハラ」をぶちかますとは!うっかりおぎが名付けるほどに厭味ったらしい様でしたね。そして、それを煽る隆家も降り切れてて面白き殿御ではございませんか! たまは定子・清少納言・紫式部が並んだ姿に感慨深げなご様子。枕草子のあのくだりや、紫式部集のあの一文が書かれたのはきっと・・・!!!そんな期待が高まっているようです。 そうだ!いとさん!10年の時を経て、岸谷為時(藤原為時・岸谷五朗さん)が昇進ですってよ!!!これはもう就職まであとわずかってことですよ!良かったですね、殿をお支えした甲斐がありましたね・・・。 さあさあ、かりんとうは持ちましたか?今宵もつぼねに集って友がたりをいたしましょう。 お詫び 配信の中で源俊賢のことを「としたか」と呼んでいますが、「としかた」が正解です。きちんと確認しない辺り、伊周の脇の甘さを笑っていられません。「としかた」と漢字練習帳に100回書きます。 <今回配信の注意> ※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。 ※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。 <おぎ注>  山本淳子先生:おぎたまが敬愛してやまない平安文学研究者。京都先端科学大学人文学部教授。『枕草子のたくらみ』など「光る君へ」の時代にまつわる著書が多数。 玉鬘の蛍のシーン:『源氏物語・蛍』に登場するワンシーン。源氏の養女である玉鬘のもとに貴公子が訪れた際に、源氏が部屋に蛍を放って若い二人を動揺させるというしょうもないいたずらを仕掛けた。 権記:藤原行成が残した業務日記。残念ながら自筆本は残されていない。 御堂関白記:藤原道長が残した業務日記。自筆本とそれを写した古写本が残っており、自筆本は2013年にユネスコ記憶遺産に登録された。 桐壺更衣:源氏の母。低い身分にも関わらず帝に寵愛されたため宮中の女性から激しく嫉妬され、廊下を汚されたりするなど嫌がらせをされた。 ※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意! <参考> 「光る君へ」NHK 公式HP  https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/ ・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます  https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pOX9gzN4zw/ 【君しるべ】 藤原伊周・隆家兄弟の蛮行!「長徳の変」https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p8Qd4OjL6y/ 【用語集】第19回より 国司/除目 ほかhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pVXN09R8xg/ <出典> 『ビギナーズクラシックス日本の古典・権記』 藤原行成著 倉本一宏編 角川ソフィア文庫https://www.kadokawa.co.jp/product/322103000169/ 『藤原道長「御堂関白記」を読む』倉本一宏著 講談社学術文庫https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000377871  「栄花物語 上」 岩波書店 日本古典文学大系 ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 X(旧Twitter) → https://twitter.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com
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    48 mins

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