
#61「星と扁桃腺ーわが詩のはじめ」
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永瀬さんは、2歳から16歳の多感な時期を金沢で暮らしました。詩に登場する英和幼稚園は、現在の北陸学院第一幼稚園で、「日本に現存する最古の私立幼稚園として、一貫したキリスト教保育」を続けている幼稚園として知られています(北陸学院第一幼稚園ホームページより)。この詩は、その頃の思い出を書いています。80代の永瀬さんは、幼い日の忘れられない二つの出来事を「星」と「扁桃腺」に象徴して、まるで昔話をするように語り始めます。そして、当時は言えなかった思いを今になって言葉にするのです。さらにこの思いがこれからも続くことを予感させるかのように「それからいまだに続く私の道――」と締めくくっています。永瀬さんは、「幼かった時に聴いたり読んだりしたものが、いまも心の隅に新しく生きているような気がする事が多いのです。」と書いています(「幼年はすぐそばに」『月刊こどもの季節』1979年7月)。明治の終わりに「キリスト教保育」を受けることができ、気づきを与えられ、西洋への憧れを抱いたことも永瀬さんの詩を豊かに育んだのだと思います。※北陸学院第一幼稚園は、2025年度末をもって休園し、2026年度より北陸学院扇が丘幼稚園と統合します(北陸学院第一幼稚園ホームページより)。<文・白根直子>
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