• #147 シンプルが故にデリケートなラヴェル『マ・メール・ロワ』
    May 24 2024

    シャルル・ペローが民間伝承を詩の形でまとめた昔話を題材に、モーリス・ラヴェルが作曲した『マ・メール・ロワ』をお届けします。


    もともとゴデブスキ夫妻の二人の子供たちのためにかかれたのはピアノの連弾曲ですが、今回はラヴェル本人が管弦楽組曲にアレンジした版をご紹介します。


    番組後半では、この曲にまつわるキリル・コンドラシンとの思い出も語られます。


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    【出演】中田昌樹(指揮者)

    【演奏】モーリス・ラヴェル作曲『マ・メール・ロワ』

        第1曲 眠れる森の美女のパヴァーヌ

        第3曲 パゴダの女王レドロネット

        指揮/ケネス・ジーン 演奏/スロヴァキア放送交響楽団

        イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行

    【提供】笹川日仏財団

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    20 mins
  • #146 シューベルトへのオマージュ、ラヴェル『高雅で感傷的なワルツ』
    May 17 2024

    7つのワルツとエピローグからなり、それぞれ異なる表情が味わえる作品です。1911年、独立音楽協会が趣向を凝らしたサル・ガヴォーでのコンサートで初演されました。

    シューベルトの天才的な転調からインスピレーションを得て、ラヴェルのこの曲もまた、輪郭が浮遊するような独特の調性感で書かれています。この系譜はオリヴィエ・メシアンにも繋がっていきます。


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    【出演】中田昌樹(指揮者)

    【演奏】モーリス・ラヴェル作曲『高雅で感傷的なワルツ』より 第1番 中庸の速さで・第3番 中庸の速さで・第7番 いくらか活発に

        指揮/Leonard Slatkin 演奏/Lyon National Orchestra, (指揮)

        イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行

    【提供】笹川日仏財団


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    20 mins
  • #145 芳醇かつ流麗なピアノの響きを追求したラヴェル『ラ・ヴァルス』
    May 10 2024

    前回に続いて、ラヴェルの『ラ・ヴァルス』をお届けします。


    今回は色彩感豊かなオーケストラ・バージョンとは違った、いわば同じ色合いで濃淡をくっきりと浮かび上げるピアノならではのサウンドをお楽しみいただきたいと思います。


    番組後半では、吉田秀和氏が朝日新聞に長年執筆していた「音楽展望」という記事に触れ、ラヴェルの人間像を物語る3つのエピソードが披露されます。


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    【出演】中田昌樹(指揮者)

    【演奏】モーリス・ラヴェル作曲『ラ・ヴァルス』 指揮/中田昌樹 演奏/エルムの鐘交響楽団(管弦楽版)、今岡美保・望月美希(2台ピアノ版)

        イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行

    【提供】笹川日仏財団

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    32 mins
  • #144 渦巻く雲の中に浮かぶワルツを踊る男女の姿、ラヴェル『ラ・ヴァルス』
    May 3 2024

    2週にわたって、モーリス・ラヴェルの『ラ・ヴァルス』をお届けします。


    ワルツはフランス語だとヴァルス。はじめピアノ・ソロのために書かれた曲ですが、後にラヴェル自身がピアノ・デュオとオーケストラのために編曲しました。今回はピアノ・デュオ版とオーケストラ版を聴きましょう。


    単色の墨絵のような情景から、多色の錦絵の世界へと変化する様が如実に現れ、それぞれの良さをうまく生かした作品が味わえるのではないでしょうか。


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    【出演】中田昌樹(指揮者)

    【演奏】モーリス・ラヴェル作曲『ラ・ヴァルス』 指揮/中田昌樹 演奏/エルムの鐘交響楽団(管弦楽版)、今岡美保・望月美希(2台ピアノ版)

        イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行

    【提供】笹川日仏財団

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    30 mins
  • #143 エロール『ザンパ』再び!
    Apr 26 2024

    #39でもご紹介したフェルディナン・エロールの『ザンパ』を再びお届けします。


    オッフェンバックの作品とも共通して賑々しく軽快な曲想ではありながら、エロールの作品にはパリ・オペラ座やパリ・オペラ・コミック座で演奏される事を念頭にして、より理路整然とした、構築性があるように思われます。


    これは、エロールが名誉あるローマ大賞を得て、ローマにだけでなく、ウィーンなどなどの異文化に触れたことも影響しているでしょうか...。


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    【出演】中田昌樹(指揮者)

    【演奏】フェルディナン・エロール作曲『ザンパ』序曲 指揮/中田昌樹 演奏/関西学院交響楽団

        イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行

    【提供】笹川日仏財団

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    23 mins
  • #142 賑々しいだけではないオッフェンバック『天国と地獄]序曲
    Apr 19 2024

    前々回お届けしたオッフェンバックの『天国と地獄』は賑々しいだけの曲ではありません。抒情的でメロディアスな部分があってこその絶妙なバランスで成り立っている名曲です。


    番組後半では、ムーラン・ルージュと並んでパリのキャバレー文化を代表するミュージックホール、クレイジーホースにまつわる貴重な体験談がお聞きいただけます。


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    【出演】中田昌樹(指揮者)

    【演奏】ジャック・オッフェンバック作曲喜歌劇『天国と地獄』序曲

        Martin Sieghart/指揮 CSR Symphony Orchestra, Bratislava/演奏

         イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ

    【提供】笹川日仏財団

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    25 mins
  • #141 絶世の美女を想起させる流麗な音楽オッフェンバック『美しきエレーヌ』序曲
    Apr 12 2024

    今週は、絶世の美女であったスパルタ王妃ヘレネの誘惑のストーリーをオペレッタにしたオッフェンバック『美しきエレーヌ』をお届けします。


    ここでパロディ化されているのは、当時の絶世の美女であった皇帝ナポレオン3世の妻、ウジェーヌではないかという説もありますが、真偽の程はともあれ、この作品も『天国と地獄』同様大成功を収めます。


    このオペレッタのフランス語の原題は『La Belle Hélène(ラ・ベル・エレーヌ)』。これは洋梨とチョコレートを使ったフランスの代表的なスイーツの名前でもあるのですが、このオペレッタが由来という説もあります。


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    【出演】中田昌樹(指揮者)

    【演奏】ジャック・オッフェンバック作曲喜歌劇『美しきエレーヌ』序曲

        Darrell Ang/指揮 Lille National Orchestra/演奏

         イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ

    【提供】笹川日仏財団

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    16 mins
  • #140 当時の世相を反映し大ヒットしたオッフェンバック『天国と地獄』序曲
    Apr 5 2024

    今回は、連続228回も上演されたほど大当たりをしたジャック・オッフェンバック作曲の『天国と地獄』をお届けします。


    ギリシャ神話のオルフェオとエウリディーチェの悲劇を、当時の世相を反映した《夢幻オペラ》(Opéra féérie)として喜劇化した作品に、当時の聴衆はおおいに興味をそそられました。


    そのストーリーもさることながら、優美な旋律とそれを盛り立てるハーモニーの進行の素晴らしさもこの作品の大きな魅力となっています。


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    【出演】中田昌樹(指揮者)

    【演奏】ジャック・オッフェンバック作曲喜歌劇『天国と地獄』序曲

        Martin Sieghart/指揮 CSR Symphony Orchestra, Bratislava/演奏

         イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ

    【提供】笹川日仏財団

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    14 mins