ニュース515+plus(RKKラジオ) Podcast Por RKKラジオ arte de portada

ニュース515+plus(RKKラジオ)

ニュース515+plus(RKKラジオ)

De: RKKラジオ
Escúchala gratis

OFERTA POR TIEMPO LIMITADO. Obtén 3 meses por US$0.99 al mes. Obtén esta oferta.

エンタメ・教育・ITの専門家が気になる話題を徹底解説!!


第1金曜日・・・映画解説・研究者 上妻祥浩さん

第2金曜日・・・ライブ配信ディレクター 斉場俊之さん

第3金曜日・・・熊本市立出水南中学校 校長 田中慎一朗さん

第4・5金曜日・・・元RKKアナウンサー 宮脇利充さん


◆WEB https://rkk.jp/515news/

◆メール 515@rkk.jp


★地上波ではRKKラジオ(熊本)FM91.4 AM1197で、毎週金曜日 午後5時15分から放送中。是非生放送でもお聴きください。

RKK Kumamoto Broadcasting Co., Ltd.
Política y Gobierno
Episodios
  • 10月公開の必見映画3選――芸術・将棋・サスペンスの世界へ
    Oct 3 2025

    🔶 『おーい、応為』(10月17日公開)

    👉 公式サイトはこちら https://oioui.com/


    今月最初のおすすめは、浮世絵師・葛飾北斎の娘、葛飾応為(お栄)を描いた作品『おーい、応為』です。主演は長澤まさみさん。父・北斎を演じるのは永瀬正敏さんです。

    長澤さん演じる応為は、豪快で少し乱暴な言葉遣いながらも、繊細な筆致を持つ絵師。その姿は、芸術家としての葛藤と親子の絆を鮮やかに映し出しています。北斎役の永瀬さんも、重厚かつ人間味あふれる演技で、芸術家親子のせめぎ合いを力強く表現しています。

    監督は『日日是好日』で知られる大森立嗣さん。人間ドラマを丁寧に描く手腕が、本作でも発揮されています。特徴的なのは、時代劇でありながら西暦表記を用いるなど、一見すると意表を突く演出が盛り込まれている点です。

    また、劇中で応為が拾ってきた犬が引っ越しの度に荷車に座り続け、少しずつ成長していく姿で年月の流れを表現するなど、細部にまで工夫が光ります。女性浮世絵師として先駆的な存在であった応為の生きざまは、時代を超えて強い共感を呼ぶでしょう。


    🔶 『盤上の向日葵』(10月31日公開)

    👉 公式サイトはこちら https://movies.shochiku.co.jp/banjyo-movie/


    次にご紹介するのは、柚月裕子さん原作のベストセラー小説を映画化した『盤上の向日葵』です。主演は坂口健太郎さん。さらに渡辺謙さん、小日向文世さん、佐々木蔵之介さん、土屋太鳳さんら豪華キャストが出演しています。

    物語は、身元不明の白骨死体が発見される事件と、天才棋士の波乱の人生が交錯しながら展開します。坂口さん演じる青年棋士は、苦難の中で才能を開花させ、将棋の世界で頂点を目指す姿を見せます。師匠役として、小日向さんが温かく支える存在を、渡辺謙さんが賭け将棋の名人として迫力ある演技を披露。二人の対照的な師弟関係が物語に厚みを与えています。

    サザンオールスターズによる主題歌「くれゆく街の二人」も大きな見どころです。映画内で口笛として繰り返し登場し、切なさと哀愁を伴う旋律が物語を彩ります。人間ドラマとしてもミステリーとしても、強く心に残る作品です。


    🔶 『爆弾』(10月31日公開)

    👉 公式サイトはこちら https://wwws.warnerbros.co.jp/bakudan-movie/


    同じく10月31日に公開される『爆弾』は、サスペンス性あふれる一作です。主演は山田裕貴さん。共演に佐藤二朗さん、伊藤沙莉さん、染谷将太さん、渡部篤郎さんらが名を連ねています。

    物語は、酔っ払いとして取り調べを受けていた男が、突如「これから爆発が起きる」と予言。その言葉通りに連続爆破事件が発生していくという緊迫の展開です。佐藤二朗さんが演じる謎の男は、不気味さと狂気を併せ持ち、物語の中心で強烈な存在感を放ちます。刑事役の渡部篤郎さんは、佐藤さんとの対峙を通じてベテラン俳優としての重みを示しています。

    原作は呉勝浩さんの小説『爆弾』。江戸川乱歩賞を受賞した傑作ミステリーで、俳優陣も「原作の重みを背負って挑んだ」と語るほどの緊張感あふれる撮影となったそうです。緻密な構成と息詰まるサスペンスが、観る者を圧倒するでしょう。


    ⭐まとめ

    10月は、芸術と親子の絆を描く『おーい、応為』、将棋と人生を交錯させた重厚な人間ドラマ『盤上の向日葵』、そして狂気と予言に翻弄されるサスペンス『爆弾』と、濃厚なラインナップが揃っています。それぞれに異なるジャンルながら、観る人の心に強く響く作品です。

    映画解説研究者の上妻祥浩さんによる推薦でした。


    ゲスト:上妻祥浩/聞き手:江上浩子(RKK)


    Más Menos
    13 m
  • 思い込みが社会を揺らすとき――政治発言とSNS拡散を読み解く
    Sep 26 2025
    本日のテーマは「思い込み」です。政治家の発言やSNS上の情報が、根拠の不確かな“印象”や“思い込み”と結びついたとき、社会にどのような影響が生まれるのか――宮脇利充さんが具体例を手がかりに考え方の整理を提案します。🔶 奈良の鹿をめぐる発言――根拠はどこにあるのか総裁選の所見表明で取り上げられた「奈良の鹿」への迷惑行為を起点に、訪日客への規制強化を訴える発言が注目を集めました。一方で、管理当局側は“暴力行為の確認なし”との説明をしており、両者の主張に隔たりが見られます。宮脇さんは「政治家の言葉は社会に与える影響が大きい。事実関係を丁寧に示す姿勢が欠かせません」と指摘します。ポイント“見聞きした話”や“体感”が、統計や公式確認より先行すると誤解が広がりやすくなります。とくに移民・観光・治安など感情を刺激しやすいテーマでは、印象の増幅に注意が必要です。🔶 通訳不足で「不起訴」?――現場との食い違い同じ場で語られた「通訳確保が間に合わず不起訴」という趣旨の言及についても、実務側からは「そのような事例は把握していない」とする説明が紹介されました。宮脇さんは「データや事例提示なく『よく聞く』という言い方は、誤った前提を固定化しかねません」と述べ、エビデンス提示の重要性を強調します。🔵ポイント司法・警察運用には手続きの上限や代替手段が整備されているケースが多く、“印象ベース”の断定は慎重に。発言者の立場が高位になるほど、聞き手は“事実”として受け取りやすく、言葉の重みが増します。🔶 JICA「アフリカ・ホームタウン」構想と誤情報拡散国際交流を目的とした取り組みが「移民定住制度」と誤解され、自治体や機関に大量の抗議が殺到した一件も紹介。公式の否定が繰り返されても、SNS上の“確信”が抗議行動を持続させる構図が浮き彫りになりました。🔵ポイントSNSのアルゴリズムは、自分の確信を補強する情報を“集めて並べる”傾向があり、偏りに気づきにくくなります。公式ソースの一次情報(発表資料・FAQ・窓口)を確認する「逆引き」習慣が、誤拡散のブレーキになります。🔶 スポーツの国際舞台に見る“リスペクト”の回路世界陸上のように、国籍や背景を超えて互いの努力を讃える場面がある一方で、SNSでは“敵/味方”の二分法が加速しがちです。宮脇さんは「同じ“世界を見る”でも、接し方次第で態度は大きく変わる。まず落ち着くこと、そして確かめることが出発点です」と呼びかけます。🔶 今日はここを持ち帰る:思い込みに飲み込まれない5つの習慣出所を見る:誰が、いつ、どの立場で述べた情報かを必ず確認します。一次情報に当たる:記事なら元資料、発言なら全文・動画・逐語をチェックします。反証を探す:賛成の根拠だけでなく、反対の根拠も並べて比較します。数と手続き:統計・制度・運用の“仕組み”を確認し、個別体験の一般化を避けます。言葉の重み:影響力のある人の発言は“事実”として流通しやすい――受け手も発信側も自覚します。「確かめて、落ち着いて、考える。思い込みの速度を、いったん緩めましょう」(宮脇利充)🔶 まとめ政治の場でもSNSの空間でも、“印象”が“事実”を上書きすると、社会の議論は荒れやすくなります。大切なのは、根拠を確かめる手間と、違う意見に耳を澄ます余裕です。宮脇さんは「自分の中の思い込みにも光を当てたい」と結びました。出演:元RKKアナウンサー・宮脇利充さん/聞き手:江上浩子(RKK)
    Más Menos
    13 m
  • 家庭と学校の“協育”をもう一度――PTAの価値とこれから
    Sep 19 2025
    🔶 テーマの背景:教育は学校の“専売特許”ではありません田中慎一朗校長は「教育は、家庭と学校が一緒に子どもを育む営みです」と強調します。市教育委員会内では先月、「家庭と学校の連携について考える会」(PTAのあり方を含む)が発足し、田中校長も委員として参加しています。第1回会合では、現役PTAや学校現場の声を交え、今後の方向性について議論が始まったところです。🔶 いまPTAに起きていること:加入率低下と“休止化”近年、PTAの加入率は下がり、学校によっては活動が休止状態という例も見られます。前提としてPTAは任意団体であり、加入の有無で子どもが不利益を受けてはならない――これは大前提です。そのうえで田中校長は、「PTAは学校と家庭をつなぐ、大切な“橋”であり続けてきました。なくなることで失われる機能は小さくありません」と指摘します。🔶 PTAの“3つの機能”:なくして気づく基盤インフラ1. 共助機能(助け合い・ピアの支え)大会遠征や活動に伴う費用の一部補助など、会費を原資に“いざ”というときの支えになります。経済的支援だけでなく、悩みや不安を分かち合うピア(同じ立場)コミュニティとして機能します。転入直後など、相談先が見つけにくい家庭の受け皿にもなります。2. 監督機能(監視ではなく“モニタリング”)学校は「子どものため」を軸に全力で動きますが、ときに“思い”が先行して硬直化することもあります。PTAは保護者代表として、行事や運営、学習・生活指導の進め方に建設的な意見を出し、学校と対等な立場で改善を促す存在です。個別の苦情が“全体の声”なのかを確かめる手続き(集約・合議)を担い、校長や学校側の相談相手(セーフティネット)になります。3. 教育機能(“教える”から“共に育てる”へ)強い一方通行の指導が通りにくい今こそ、学校と家庭が“指導の一貫性”を共有し、共に育てる体制が不可欠です。学校ツアーや校内観察、職業講話・体験(キッザニア型企画)など、PTAが“学びの場”を開発・運営することで、地域ぐるみの学びが広がります。出水南中では、PTA活動が評価され文部科学大臣表彰を受けるなど、機能の可視化にも結びついています。「PTAは“学校の下部組織”ではありません。保護者の代表として、学校と“対等に”子どもたちの最善を考えるパートナーです」(田中校長)🔶 誤解されがちなポイント:任意加入と“公平”の両立任意加入は不変:加入しないことによる不利益はあってはなりません。組織の透明性がカギ:会計・意思決定・役割分担を“見える化”することで、非加入の理由(負担感・不透明感)を減らせます。“関わりやすい小さな参加”を用意:ワンショットのボランティア枠、オンライン会合、タスク細分化で参加障壁を下げます。🔶 出水南中の実践アイデア(再現可能なヒント)学校ツアー&コメントバック:保護者目線の気づきを学校へ“伴走フィードバック”。職業講話・体験デー:保護者の専門性を学びに変換、キャリア教育の共同設計。三者パートナー会議:生徒会長×PTA会長×校長が同じテーブルで、校内課題を“協議→合意→実装”。🔶 これからのPTAデザイン:5つの提案ミッション再定義:「子の最善の利益」を憲章化し、活動を“目的ドリブン”に。役割のマイクロ化:1時間・単発・オンラインOKの“小さなジョブ”を量産。情報のオープン化:議事録・予算・効果測定を簡潔にWeb共有。合議の仕組み:個別意見→PTAで集約→学校へ提案の標準ルートを整備。評価と表彰:関わりの可視化(バッジ・感謝状・SNS紹介)でモチベーションを回す。🔶 まとめ:PTAは“なくすか/残すか”ではなく、“進化させる”田中校長は、「PTAは学校にとって“良き友人”です。時に支え、時に諫め、共に育てる。いま必要なのは“今のまま”ではなく、“これからの形”を共に考えることです」と結びました。教育は学校だけでは担いきれません。家庭と学校、そして地域が“協育”の視点で手を結ぶとき、子どもたちの学びと安心は確かなものになります。出演:熊本市立出水南中学校 校長・田中慎一朗さん聞き手...
    Más Menos
    13 m
Todavía no hay opiniones