大木ミノルの腐怪話 十七

De: 大木 ミノル

Narrado por: 大木 ミノル

大木ミノルの腐怪話とは
映画監督を本職とし、これまで多くの心霊映像の鑑定依頼を受けてきた大木ミノルによる初の怪談集。
業界人による体験談を関係者からの秘話を交えて話す。
殺人事件や心理描写までを、まるで映像を見ているかのように語る新感覚の怪談。
多くの怪談イベントで著名怪談師から絶賛され、カルトファンを生んだ映画監督・大木ミノルによる実話怪談。

内容紹介
【神野の件(くだん)】(46分)
祖父で霊媒師・中岡千里の弟子をしていた神野は昭和30年ごろ、大阪の福島区で屋台のおでん屋をしていた。
そこにある男が来て、おでんを食べて「牛すじはもっと良い肉を使った方がいい」と忠告する。しかし、なかなか良い肉が手に入らないと悩む神野。
すると男が明晩、良い肉を持ってくると約束する。ただし、その肉は一回限りにして欲しいと言われた。
翌日、持ち込まれた肉のあまりの美味しさに魅了された神野は肉を購入すべく、男の家を尾行する。しかし、そこで意外な事実を知ることになる。

【浮気性の女】(34分)
20代から男遊びが好きだった裕子と結婚した樋口くん。
結婚したら、男遊びを止めてくれると思っていたが、それは間違いだったらしい。
若い男と旅行に行ってしまった事実を知った樋口くんは妻の浮気調査を依頼する。しかし、これがとんでもない恐怖の結末を迎えるとは思いもしなかったのだ。

【黒瀬君の幽霊】(30分)
小・中学生と同級生だった黒瀬君は勉強が出来る少年だった。
東大を受けるべく入試試験に挑んだ黒瀬君だったが、髪の毛の黒い顔の腫れた女の幽霊が現れ、試験は散々な結果に終わる。
その後、会社員になっても次々と失敗する。そんな彼だったが、美人の奥さんと結婚し、家庭内はうまくいってるように見えたが…。©2022 Minoru Oki