【神仏習合の謎 #2】なぜ神様に「社殿」が作られたのか?国家による神道の制度化と、背後にあった「仏教」の影 Podcast Por  arte de portada

【神仏習合の謎 #2】なぜ神様に「社殿」が作られたのか?国家による神道の制度化と、背後にあった「仏教」の影

【神仏習合の謎 #2】なぜ神様に「社殿」が作られたのか?国家による神道の制度化と、背後にあった「仏教」の影

Escúchala gratis

Ver detalles del espectáculo
神社はもともと存在しなかった?国家が神々を「神社」というパッケージに押し込んだ、驚きの歴史ドラマに迫ります。AI仏教大学へようこそ!新シリーズ「神仏習合」の第2章をお届けします。前回(第1章)では、社殿を持たない「姿なき原始のカミ」の世界を見ました。しかし、7世紀後半以降、国家権力(律令制)がこの在地信仰に大きく介入し始めます。在地信仰に対して社殿の造営や修理を命じ、『延喜式』によって官社を定め、神祇官から幣帛を分配する「班幣」の制度を整備していく……。本来実体のない自然信仰を「社殿」という枠組みに嵌め込んで視覚化・管理しようとした国家と、在地の実態との「乖離」について深く議論します。そして、この神道の制度化(パッケージ化)の裏には、先行して日本に導入されていた「仏教」の圧倒的なビジュアルとシステムの影響があったのです。古代神道の変質という、『神仏習合』の壮大な物語の序章を読み解きます。お茶でも飲みながら、リラックスして日本の歴史の転換点を体感してみてください!【チャプター(目次)】0:00 オープニング|前回のおさらい:姿なきカミから制度化へ 0:50 ステップ1:律令制による介入の始まり(社殿の造営・清掃命令) 3:56 ステップ2:『延喜式』と祭祀のシステム化(「班幣」によるフランチャイズ化) 6:20 ステップ3:祭祀の視覚化と現場との「乖離」(「廃務」の導入と人々の戸惑い) 9:42 ステップ4:神道の制度化の裏にあった「仏教」の圧倒的な影響 12:15 エンディング|次回、いよいよ神仏が激突・融合する時代へ 【参考資料】◦山岸常人「神社建築の形成過程 平安時代前期・中期を中心に」 (京都大学文学部 史学研究会『史林』98巻5号、2015年) ※国家による神社修造政策と、実際には社殿がすぐに全国一律に普及しなかった実態を建築史から論証。 ▶ https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/server/api/core/bitstreams/c610b9dc-a8a2-4404-b2da-ad233256063a/content◦山野善郞「日本における社殿の成立と宗像神社」 (『「宗像・沖ノ島と関連遺産群」研究報告』Ⅱ-1、2012年) ※唐の『祠令』と日本の『神祇令』を比較し、日本の神祭りが中国のように祭壇を規格化しなかった特質を指摘。 ▶ https://www.munakata-archives.asia/Dat/bunken/0000000005_01.pdf◦黒田龍二「神社建築における神仏習合とその形態に関する研究 -特に天台宗系社殿について-」 (神戸大学 博士(学術)論文、1986年) ▶ https://da.lib.kobe-u.ac.jp/da/kernel/D1000596/D1000596.pdf◦北條勝貴「古代日本の神仏信仰」 (『国立歴史民俗博物館研究報告』第148集、2008年) ※六世紀の祭祀制度改革から律令神祇祭祀制の成立を詳述。◦有富純也「神社社殿の成立と律令国家」 (『国立歴史民俗博物館研究報告』第148集、2008年) ※律令国家成立以前の「モリ」や「ホクラ」と、国家による祈年祭・班幣制度の創始が神社社殿成立に与えた影響を論考。◦新谷尚紀「伊勢神宮の創祀 日本民俗学の古代王権論」 (『国立歴史民俗博物館研究報告』第148集、2008年)◦水林彪「古代天皇制における出雲関連諸儀式と出雲神話」 (『国立歴史民俗博物館研究報告』第152集、2009年)◦井上正望「廃務からみた神祇祭祀」 (『国立歴史民俗博物館研究報告』第218集、2019年) ※神事における「廃務」(朝廷の政務休止)から、天皇と百官の一体性形成という祭祀の政治的理念を分析。◦井上正望「古代・中世移行期の天皇と神事の理念・実態」 (『国立歴史民俗博物館研究報告』第244集、2024年)◦岡田精司『古代王権の祭祀と神話』 (塙書房、1970年) ※律令的祭祀形態の成立を文献史学から論じた古典的かつ重要な研究。◦西宮秀紀『律令国家と神祇祭祀制度の研究』 (塙書房、2004年)■ 運営者情報秋田 尚文(あきた しょうもん)浄土宗教師・弘誓院 第33世住職/仏教研究者(愛知学院大学大学院博士課程満期修了)大阪大学(フランス文学専攻)を卒業後、司法書士として働いていたものの、30歳を前に実家のお寺を継ぐことに。しかし、僧侶養成課程で触れた強い宗派意識に基づく「仏教」に疑問を抱き、初期仏教の長老の門を叩く。そこで出会った合理的な思想に衝撃を受...
Todavía no hay opiniones