《1395》徹底解説☝️インフルエンザ・新型コロナの診断とは⁉️
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【本日のご質問】
AI(喉の画像診断?)でインフルエンザ検査ができるようになったと聞きました。
精度など、どういったもので判断しているのか、その他の似たような症状(風邪・コロナなど)と区別できるのか、お聞きしたいです。
この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!
(匿名でも可能です)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog
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#心身健康ラジオ
#たけおがお答えします
をつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください!
#医療
#健康
#スタエフ医療部
■AI要約(誤字はご勘弁ください)
内科医たけおが、リスナーからの質問に答える形で医療情報を提供するラジオ番組です。今回は「AI(人工知能)による喉の画像診断でインフルエンザ検査ができるようになったと聞いたが、その精度や判断基準、他の風邪やコロナとの区別は可能なのか」という質問に回答しました。
まず、インフルエンザやコロナウイルスの診断における大前提として、どの検査にも限界があることを強調しました。特に、発熱直後は体内のウイルス量が少ないため、抗原検査やPCR検査を行っても陰性(偽陰性)と出ることがよくあります。これは、先日報道された佳子さまのコロナ感染の例のように、初回の検査で陰性でも、症状が続くため再検査したら陽性だったというケースが臨床現場では頻繁に起こる現象です。そのため、熱が出てすぐに受診しても、正確な診断が難しい場合があるのです。
質問にあったAIによる画像診断は、実際に「nodoca(ノドカ)」という医療機器として存在し、すでに保険適用もされています。これは、スマートフォンのような専用カメラで喉の奥を撮影し、その画像をAIが解析してインフルエンザに特徴的な所見があるかを判定するものです。インフルエンザに罹患すると、喉の奥に「リンパ濾胞」と呼ばれる、いくらの粒のようなブツブツが現れることが知られており、AIはそうした所見の有無や喉の赤みの状態などを学習して診断を補助します。この技術はコロナの診断にも応用が始まっています。
しかし、このAI診断も万能ではありません。あくまで診断を補助するツールの一つであり、最終的な診断は、検査結果だけでなく、患者の症状、喉以外の身体所見(リンパ節の腫れなど)、そして周囲の流行状況(家族内での感染など)を医師が総合的に判断して下します。例えば、家族全員がインフルエンザにかかっている状況で、残る一人も同じ症状を発症した場合、検査で陰性と出ても、臨床的にはインフルエンザと診断することがあります。
結論として、AIによる画像診断は診断の一助となる新しい技術ですが、それだけで確定診断ができるわけではありません。従来の検査と同様に、その時点での診断の確度を示すものであり、他の情報と合わせて総合的に評価することが重要です。
最後に、これから本格化するシーズンに向けて、インフルエンザやコロナの感染対策として、マスク、手洗い、そしてワクチンの重要性を改めて呼びかけました。