あの渋滞を減らすのはあなた ― 熊本の交通課題と解決への道 Podcast Por  arte de portada

あの渋滞を減らすのはあなた ― 熊本の交通課題と解決への道

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🔶 熊本の渋滞、道路整備だけでは解決できない課題

週末の夕方、多くの人が車の中で渋滞に巻き込まれています。熊本でも道路整備は進んでいますが、渋滞解消にはなかなかつながっていません。西環状道路の開通もありますが、便利になれば車が集中し、結果的に渋滞が増えるという“いたちごっこ”の状況です。

この現実を踏まえ、熊本県は「道路を作れば解決」という発想だけでなく、民間と協力して取り組む仕組みを導入しました。


🔶 熊本県渋滞対策パートナー登録制度の取り組み

県は今年5月から「熊本県渋滞対策パートナー登録制度」をスタートしました。

これは、時差出勤・テレワーク・公共交通の利用など、企業が主体的に渋滞解消に取り組むことを促す制度です。

登録企業にはロゴマークが交付され、「渋滞対策に取り組んでいる企業」であることを示せます。

8月29日時点で、264の事業者が登録済みです。ライブ配信ディレクターの斉場俊之さんが率いる「さいばーとれいん」も登録第1号企業として名を連ねています。


🔶 AIで見えた登録企業の傾向

斉場さんは、県が公開している登録企業データをAIで独自に分析しました。

その結果、製造業や事務系の職種が多く登録していることが判明しました。

これらの企業は「9時始業・17時終業」といった時間帯が固定されやすいため、時差出勤やリモートワークに取り組みやすい傾向があります。

一方、小売業など「顧客が来店する時間に合わせざるを得ない業種」は、登録が少ないという特徴も見られました。


🔶 行政に求められること

行政に対しては「車を使わない選択肢を提供してほしい」と斉場さんは語ります。

熊本市内は自転車移動もしやすい一方で、自転車専用レーンや着替えの設備が少なく、ビジネス利用には課題があります。バスは本数が少なく遅れも多いため、利用者が安心して乗れる環境整備が必要です。


🔶 事業者への提案 ― 配送や集客の工夫

企業には「車を使わない工夫」を求めたいと斉場さん。例えば、配送時間を朝の渋滞時間帯から夜間にシフトさせる取り組みや、大型店舗での「催事渋滞」への対策として、混雑する時間帯ではなく空いている時間帯に来店した顧客へ特典を与える仕組みも考えられます。駐車場料金の差別化なども一案です。


🔶 県民一人ひとりにできること

渋滞に巻き込まれることは「時間とお金の損失」だと斉場さんは指摘します。車の中で動けずに費やす時間は失われた人生の一部であり、ガソリン代も無駄になります。

スーパーで1円単位の節約を考えるのと同じように、「渋滞を避ける工夫」も個人が取り組むべき課題です。公共交通を使える場面では積極的に使うことも重要です。


🔶 まとめ ― 渋滞解消は“あなた”から始まる

熊本県の「渋滞対策パートナー登録制度」は9月いっぱい、企業の登録を受け付けています。

制度に限らず、行政・企業・そして県民一人ひとりが意識を変えることで渋滞は減らせるはずです。

「渋滞を減らすのは、あなた」

この言葉が示すように、解決の第一歩は身近な行動の見直しから始まります。

出演:ライブ配信ディレクター 斉場俊之さん

聞き手:江上浩子(RKK)


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